今でこそたいして気にならなくなったけど・・・
昔は自分のおちちがかなりコンプレックスでした。
全くない訳ではなくとも・・・寝転んだら探さないと見つからない私のおちち。
服さえ着てりゃ~何とでもなるのになぁ・・・と思った事が幾度あったでしょう?
さて、そんな私・・・巨乳を夢見てイロイロ試した時期がありました。
揉めば大きくなると聞けば、当時の彼に必死で揉むよう命令したり、
いろんなバストアップ体操をやってみたり、
海外に足を運ぶたび、怪しげな薬を手に入れ飲んでみたり、
・・・と・・・どれも効果はイマイチ。
そんなある日、友達が海外のお土産で買ってきたマッサージクリーム・・・
当時雑誌などにも取り上げられてたモノだったらしい。
「塗りこんで揉むだけで大きくなるらしいよ♪」と聞き、早速トライ。
数日後・・・友達から1本の電話。
「効果ある?」
「ない」
「聞くところによるとやっぱり自分でやるより誰かにやってもらった方が良いみたいよ」
「ほんまか?・・・じゃぁ男に頼んでみるわ」
と、その日から自分で塗るのを止めて彼氏に頼む事にした。
彼氏は「こんなんほんまに効果あるんか?」・・・と言いつつ協力。
「さぁね~?」・・・と言いつつやってもらってるその姿・・・
どこかで見た事のある光景??
CMで見るヴィックスベポラップ・・・そのものです。
笑いのツボに入った私は、「くっくっくっ」と笑い出し、それを見た彼氏は
「ふざけてんのか?」・・・と。
いいえ、私はいつも真剣です・・・。
そして続けること1ヶ月・・・
「なぁ・・・今頃言うのも何やけど・・・」と切り出す彼氏。
「何?」
「気のせいか・・・前より小さくなってる気がするぞ・・・」
「えっ!!!!」
えーーーーーっ!!!!
早速友達に電話・・・
「あ~アレ・・・なんか雑誌にも載ってた~。アレやったら小さくなったって・・・
で、問題になってるみたいやわ」
「・・・」
「ひょっとして、まだ使ってた?」
「・・・ええ。まだ使ってました」
「・・・ひょっとして・・・ごめぇ~ん」
・・・いいんですよ・・・あなたに悪気はなかったものね・・・えぇ・・・
巨乳を夢見た私が馬鹿でした・・・でもね、でもね・・・
返せ~!!!私のおちちと彼氏の労力~~~~~!!!
その後塗り薬?というものを一切信じなくなり・・・
またその後・・・
「俺はこれがいいんや」・・・と言う男の簡単な一言で、巨乳への夢を見るのを止めた私。
ただ・・・体が太っても大きくならないおちちに向かって
「何でかなぁ?」・・・とつぶやかれると、妙に昔の血が騒ぐ私なのであった・・・完。